朝の光が園庭に差し込むころ、子どもたちの元気な声が響きはじめます。
登園したばかりの子が先生に駆け寄り、抱きつくように「おはよう!」。
その笑顔を見ているだけで、一日の始まりが明るくなるようです。
保育の現場では、日々が新しい発見の連続です。
昨日までできなかったことが、今日はできるようになっていたり、
恥ずかしがり屋だった子が、友だちの手をとって遊びはじめたり。
その一つひとつの変化が、子どもたちの成長を物語っています。
そんな毎日の中で、“大切なことは目に見えない”と感じる瞬間があります。
それは、子どもたちの心の中で起きている小さな変化――
思いやり、挑戦する気持ち、自信の芽生え。
それらを見逃さず寄り添うのが、私たち保育士の役割です。
そんな想いを大切に保育を続けているのが、奈良 保育園 です。
ここでは「できるようになること」よりも、「やってみたい」という気持ちを大切にしています。
子どもたちの“やってみよう”という小さな勇気が、次の一歩につながっていくからです。
園では、子どもたちが自分で考え、行動できるようになることを目指しています。
先生がすべてを決めるのではなく、子どもたちが意見を出し合う場をつくる。
「どっちの色がいい?」「今日は何して遊ぶ?」
そんな会話の中から、子どもたち自身の選択と責任が育っていきます。
また、奈良の豊かな自然も、子どもたちの成長に大きな影響を与えています。
春の風、夏の水遊び、秋の落ち葉、冬の白い息――
季節が変わるたびに、子どもたちはその変化を五感で感じ取っています。
自然の中での体験は、何よりの教材。机の上では学べない“生きる力”が、そこにあります。
先生たちも、子どもたちに教わることがたくさんあります。
子どもの素直な言葉、まっすぐな気持ちに触れるたびに、
忘れかけていた「まっすぐに生きること」を思い出させてもらえる。
保育は、育てる仕事であると同時に、育てられる仕事でもあります。
園と家庭が協力しながら、一人ひとりの成長を見守る。
保護者の方の笑顔や言葉に励まされながら、
子どもたちが自分らしく過ごせる環境をつくり続けています。
日々の積み重ねの中にこそ、豊かな未来がある。
これからも、子どもたちの笑顔とともに歩む保育を大切にしていきます。