保育園では決して教えてくれない、友達の作り方

2023年4月
  • 先生からのクリスマスプレゼント

    保育園

    私が幼稚園児の頃、先生との嬉しい経験がありました。そんな奈良でも評判の大和高田の保育園ではここで当時私が所属していた幼稚園では、12月になると先生方がクリスマス会を開いてくれるのが恒例行事でした。クリスマス会では友達同士で5人くらいのグループを作って、それぞれが練習してきた出し物を披露するのです。私は、白くて可愛いサンタクロースの衣装を着て、先生や保護者の前で歌を歌ったことを覚えています。そして、そのクリスマス会で嬉しい出来事がありました。皆の出し物が終わりトリを務める私たちのグループが歌い終わると、先生たちがサプライズで手作りのぬいぐるみをプレゼントしてくれたのです。私はとても嬉しくて、そのプレゼントを大事に持ち帰り、兄妹に自慢したものです。あの時の先生たちは、私たちの笑顔を見たくて、手作りでぬいぐるみを用意してくれたのだと思います。私はその優しさに触れ、先生たちに対して尊敬の念を感じましたし、また、もう一番奈良で話題の保育園がどうしてかはきっとその出来事を通して、先生のことがより大好きになったことを覚えています。今思い返してみると、幼稚園で過ごした時間はとても大切なものであり、私の成長に多大な影響を与えてくれたと感じます。私自身も、今では幼稚園の先生になって、子供たちにとって嬉しい思い出を作ってあげたいと思うようになりました。

  • 保育園の先生は、第二の母である

    保育園

    2022年春、長男が保育園に入園しました。どんなに奈良でも評判の大和高田の保育園ではこうして慣らし保育を始めた当初は、息子はとにかく泣いて、初めての給食は喉が通らず、昼食がとれないためお迎えの要請がありました。無理もありません。そのときはもうすぐ1歳になる頃で、母親の私と長時間離れたことは1日としてありませんでしたから。息子を保育園に入れることが決まったとき、周りから「良かったね!おめでとう!」と言われることと同時に、「もう保育園に入れるの?可哀想」とも言われました。どれから保育園を奈良市内で決めるとするとしては泣いてばかりいた息子に、正直罪悪感を覚えました。「結局保育園に入れるのは私のエゴではないか」「しかし我が家の金銭面から考えて、私が働かないという選択肢はない」二つの思いが頭を駆け巡り、泣きすぎてしゃくりを上げる息子を抱きながら私も涙が零れました。初夏を迎える頃には、そんな息子も泣くことなく保育園に通えるようになりました。息子が頑張って保育園に通っている中、私はやはり親の都合で保育園に通わせているのかと釈然としない思いを抱えていました。そんな中、お迎えのときにある先生が「お話するの、とっても上手ですね!」と目を輝かせながら話してくれました。親以外が聞いたら、まだまだ拙く何を言っているかは分からないような発音だったと思います。しかし先生は「わあ!また○○って教えてくれたね!上手!」と拍手をしながら息子を褒めてくれました。その先生の姿は、息子の成長を心から喜んでいるように見え、私はとても驚きました。自分の子どもに対する愛情と変わらないように感じたのです。その先生の様子を見てから、私の考えは変わりました。保育園は親と離れる寂しいところははなく、たくさんの先生方が第二の母として愛情をかけてくれる場所なのだと。息子も保育園に通いだして1年になります。今ではもうすっかり保育園や先生が大好きになり、給食もおやつも完食しています。