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保育園の先生は、第二の母である

2022年春、長男が保育園に入園しました。どんなに奈良でも評判の大和高田の保育園ではこうして慣らし保育を始めた当初は、息子はとにかく泣いて、初めての給食は喉が通らず、昼食がとれないためお迎えの要請がありました。無理もありません。そのときはもうすぐ1歳になる頃で、母親の私と長時間離れたことは1日としてありませんでしたから。息子を保育園に入れることが決まったとき、周りから「良かったね!おめでとう!」と言われることと同時に、「もう保育園に入れるの?可哀想」とも言われました。どれから保育園を奈良市内で決めるとするとしては泣いてばかりいた息子に、正直罪悪感を覚えました。「結局保育園に入れるのは私のエゴではないか」「しかし我が家の金銭面から考えて、私が働かないという選択肢はない」二つの思いが頭を駆け巡り、泣きすぎてしゃくりを上げる息子を抱きながら私も涙が零れました。初夏を迎える頃には、そんな息子も泣くことなく保育園に通えるようになりました。息子が頑張って保育園に通っている中、私はやはり親の都合で保育園に通わせているのかと釈然としない思いを抱えていました。そんな中、お迎えのときにある先生が「お話するの、とっても上手ですね!」と目を輝かせながら話してくれました。親以外が聞いたら、まだまだ拙く何を言っているかは分からないような発音だったと思います。しかし先生は「わあ!また○○って教えてくれたね!上手!」と拍手をしながら息子を褒めてくれました。その先生の姿は、息子の成長を心から喜んでいるように見え、私はとても驚きました。自分の子どもに対する愛情と変わらないように感じたのです。その先生の様子を見てから、私の考えは変わりました。保育園は親と離れる寂しいところははなく、たくさんの先生方が第二の母として愛情をかけてくれる場所なのだと。息子も保育園に通いだして1年になります。今ではもうすっかり保育園や先生が大好きになり、給食もおやつも完食しています。