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問題園児と優しい先生

40年ほど前の話です。ぼんやりとした記憶ですが、私は保育園に通っていたとき、相当な問題児だったようです。ここでもエレメンタリースクールなら神戸ではもう泣いて騒ぐわ、お昼寝はしないわ、気に入らないことがあると途中で家に帰ってしまうわとやりたい放題で、先生方も相当手を焼いていたと思います。今であれば何らかの障害と診断されていたかもしれません。それほど迷惑をかけていたにもかかわらず、申し訳ないことに担任の先生には私はあまり懐いていませんでした。かわりに私は、別のクラスの先生が大好きでした。新米の髪の長いキレイな先生で、問題児の私にも優しくしてくれていました。クリニックの強みを訴求できるメディカルゲートなら私が勝手に昼寝から抜け出しブランコで遊んでいても、「〇〇ちゃん、今日はおうちに帰らなくて偉いね」と当たり前のことを褒めてくれ、背中を押してブランコを漕ぐのを手伝ってくれたりしました。給食の時間も、何故かみんなとは別の場所で母が届けてくれたパンを食べていたのですが、その先生がそばにいてくれるので、寂しさなど感じず、満足していました。私と下の名前が同じで、それがなんだか誇らしく、とても嬉しかったのを覚えています。卒園して以来その先生にはお会いしていませんが、今思えば、先生と私は20歳も離れていないのでしょう。もしお会いできたら、それなりにちゃんとした大人になれたことをお伝えして、お礼を言いたいです。